高級繊維ラミー麻とは?

 高級繊維の一つであるラミー麻は苧麻という多年草の植物から採取される天然繊維で、
別名「東洋の麻」とも呼ばれています。日本では家庭用品品質表示法が施行されており、
麻と表示できる種類はリネンとラミーに限られています。これらはのれんの素材としても
好んで使われることが多いです。

中国やフィリピン、ブラジルといった温暖かつ湿気の高い気候の土地で栽培されるケースが多い植物で、
成長が早く、50日程度で約150〜200cmも育つとされています。

麻の種類の中でも繊維が太くて長く、強度に優れている素材なのが魅力なため
のれん製作にも適しています。

通常の状態でも十分強度が高いですが、水に濡れると60%程度も強度が高くなります。

麻素材の強度

天然繊維の中でも清涼感があり、汗ばんでも肌に密着しません。
洗濯がしやすい素材であるのも大きなメリットです。

他の素材と比べて汚れが落ちやすく、洗濯機の強い洗いにも耐えうる丈夫さがあります。
そのため、特に洗濯回数が多くなる夏の時期に適している素材だと言えるでしょう。

苧麻の繊維はマカロニのような中が空いている構造で、吸湿放湿性・保水性も高く
高温多湿の日本に適した素材だとされています。そのため、のれんとしても
屋外使用も可能です。

一方、ラミーのデメリットは繊維が粗硬で、肌への刺激が強いという点です。
チクチク感を感じやすい生地のため、肌触りが気になる方は注意してください。

上品なのれんづくりに最適な素材

天然繊維のラミー麻は、のれんの素材として使われる場合が多い傾向にあります。
白いラミー生地は印染や顔料インクジェットにも対応しており、
オリジナルのデザインをプリントすることが可能です。

適度に透け感のある素材なので、のれんを掲げているだけで涼しげな雰囲気を演出できます。
特に夏に使用するのにぴったりです。

カジュアルな印象を持たれがちな麻ですが、ラミーは少し絹のような光沢があり、
高級感も兼ね備えているため、高級志向の店舗ののれんにも使われるケースが多いです。

なお、天然素材の特性として、ラミーを使った製品は糸の塊や織りムラなどが目立つ場合があります。
天然素材ならではの織りムラなども、製品独自の特性として楽しみましょう。

ラミーの特性

またポリエステルなどの素材と比べてシワになりやすいので、扱いには十分注意が必要です。
天然素材である麻を使ったのれんを乾燥しやすい場所に置くと、角の部分から丸まってしまうことがあります。

その場合は丸まった部分に霧吹きを吹きかけて、きじに湿気を与えてください。
あて布をした状態で高温のアイロンをあてて、シワを伸ばします。

アイロンで綺麗にシワを伸ばしていくと、生地にハリが戻ってくるはずです。

LAST UPDATE 2024/04/30 comment

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